思考力が高い人とは「口癖」が身についている人

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思考力を伸ばしたい方へ

前回、前々回と「ということは」という思考意識を使ったトレーニングを紹介してきたましたが、慣れてきましたか?
前々回:思考力を鍛えるための最もシンプルな口癖「ということは」
前回:思考力を高めるためのトレーニング:思考意識「ということは」

くどいと思われるかもしれなませんが、今回も「ということは」の練習をさせてください。
思考意識を磨くためには、それくらい反復が大切だということを分かってもらえたら嬉しいです。

今日は、その反復の大切さについて話しておきます。

思考力は「考える」の反復によって身につく

以前、思考力をつけるには口癖を身につけることだということを話しましたが、まさに思考力とは「癖」であり「習慣」なのです。

思考力の高い人は考える癖がある人で、そういう人はどんな場面でも考えます。
逆に、思考力が低い人は考える癖がない人で、どんな場面でも自分で考えようとしません。

そういう姿を見てしまったために、
「思考力を生まれ持った能力なのだ」と考える人もいますが、それは違います。

あくまでも、習慣です。
箸を上手に使う人は、いつでも持ち方が綺麗なのと一緒です。
箸の持ち方は生まれ持った能力ではなく、習慣ですよね。

思考力も同じなのです。
考える習慣を身につけている人は思考力が高くなります。
365日考える訓練をしているようなものですから当然ですよね。

だから、「考える」ということを繰り返して習慣にしましょう!!と言いたいのです。

思考の反復とは「思考意識」の反復

そして、考えることを習慣にする方法が「思考意識」の反復ということです。

前回のブログでも書きましたが、「思考意識」=「口癖」だと思ってもらって構いません。
「これを使ったら確実に思考が動き出す」という口癖を持っていれば、どんな場面でも思考が動き出します。

例えば、「どうして」が口癖になっていると、どんな状況でも自然と「どうして」が頭の中に出てきます。

 

「PCが動きません」ー「どうして?」(電源の問題かな?接触が悪いのかな?)

「お客さんが昨日より少ない」ー「どうして?」(近所のライバル店が何かをしているのかな?昨日のブログ記事が面白くなかったのか?)

「今日の目玉焼きはおいしく作れた」ー「どうして?」(水の量が良かったのかな?それともフライパンの温度かな?)

こういう人はすぐに物事の原因を探ろうとするので、問題の解決策を見つけるのが速くなります。

 

逆に「どうして」が口癖になっていないと、原因を探ろうという意識はどうしても薄くなります。
そういう人は、「どうして」が口癖の人と比べると原因を見つけるのが遅いし苦手になってしまうわけです。

 

口癖にするためには反復が必要なのです。
「どうして」を口癖にするなら、最初のうちは意図的に「どうして」を頭に思い浮かべる練習をしないといけないということですね。

 

そして、それは思考意識ごとに練習しないといけません。

 

「どうして」が得意だけど、「具体的には」は苦手という人もいますし、「その後どうする」が得意だけど、「どうして」は苦手という人もいます。

 

どの思考意識が得意か、つまり、どんな言葉が口癖になっているかで、その人の思考の習慣が決まるわけです。

 

さて、今日の訓練ですが、「ということは」をやろうかなと思います。

 

一番基礎となる思考意識が「ということは」だから、ということもありますし、
2回連続でやっていて、反復が大事だからということもあります。

 

「3分間トレーニング」からの転載です。ぜひぜひ試してみてください。