思考力を鍛えるための最もシンプルな口癖「ということは」

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大人でも思考力は高くなる

昨日、本を読んでいて素晴らしい言葉に出会いました。

「知能は固定化しない」という言葉です。

非常に夢のある言葉ですね。

「頭の良さは持って生まれた能力だ」
「頭の良さは遺伝だ」
そんな風に思っている人がいますが、決してそんなことはありません。

ざっくりと言うと、
「脳細胞は、他の脳細胞にくっつくことで働く」ので、
脳細胞同士のネットワークで頭の良さが決まるわけです。

そして、
「細胞同士のネットワークは外の刺激によって作られる」ので、
頭の良さは後天的な要素が大きいはずです。

もちろん、脳細胞と脳細胞を繋げるための物質の量は、遺伝的な影響を受けるかもしれないので、
100%後天的とは言いませんが、
外部刺激の影響の大きさと比べたら誤差だと思っています。

そう考えると、人は外部刺激によって何歳からでも頭が良くなるのでしょう。

しかし、実際に頭を良くする方法を知っている人が少ないと思います。
そもそも、「頭が良い」が何を指しているのかを知らない人も少ないと思います。

なので、地頭道場では、
日常生活の中で地頭を鍛えていくためのトレーニングや習慣を紹介することに意味があると考えています。

思考力の基礎は「新しい情報を作ること」

今日は、地頭のうちの「思考力(考える力)」を鍛える習慣を紹介していきます。
最後の方には、以前作った【3分間トレーニング】という音声セミナーも載せておいたので、是非試してみてください。

一言で言うと、思考力とは「情報を作り出す力」のことです。

簡単なものだと、
「今日は雨だ」という情報を聞いたときに、
「あ、傘を持っていかないと」
と思いつくのが思考ですね。

「国際情勢が複雑化している」というニュースを聞いたときに、
「一番の根っこは、A国とB国が貿易で腹を探りあっているせいだよな」などと推測するのも思考だし、
「C国に住んでいる自分としては、どういう準備をしておけばいいのかな?」などと疑問を持つことも思考の1つです。

とにかく、思考とは、
手に入れた情報を元に、「新しい情報を作り出すこと」なのです。

思考力の高い人は、他の人がぼんやりしている間に、頭の中で新しい情報をどんどん量産している、ということです。

情報を作る力は「口癖」にあり

思考は情報を作り出すことと言ったけど、
じゃあ、その情報を作り出す力をつけるにはどうしたらいいのかという疑問が生まれますね。

ざっくり言ってしまうと、
「口癖」を身につけることです。

例えば、
思考において、一番基礎的な口癖に「ということは」というものがあるので、
ちょっと試してみましょう。

ぼくが、
文を言うので、その後に「ということは」という言葉をつけてみてください。

「今日はいい天気だ」

(ということは)

いかがでしょうか?
「洗濯物が乾きそう」とか、新しい情報が作れたのではないでしょうか。
「明後日も晴れるかな?」みたいな疑問の形が出てくる場合もあります。

こういう風に、
思考系の口癖を持っていると、
自然と新しい情報や疑問が作られるのです。

これが思考力の正体になります。

「ということは」以外にもたくさんの思考系の口癖がありますが、
それを身につけることで思考力が高まっていくというわけです。

なので、
普段の生活の中で、
「ということは」という言葉が自然と頭に浮かぶように訓練すれば、
基礎的な思考力がつくということになります。

ちょっと練習してみましょう。
時間がなかったら、練習はしなくても結構なので、
思いついたときに頭の中で
「ということは」
とつぶやいてみてください。

きっと、勝手に思考できるようになります。

時間があるようなら、
この下にあるトレーニングもやってみてください。

そして、意見をもらえたら嬉しいです。