こんにちは、地頭道場の田苗真也です。
地頭の良い人が無意識のうちに使いこなしている31種類の技術。
今回は、その中の思考系の技術「連想」というものをご紹介します。
日常では思考力は使われない!だからこそ差がつく。
僕たち人間は、日々、同じような生活をしている限り、そんなに「思考」をしなくても、生活に支障はありません。
いつも通りに電車に乗って、いつも通りに会社に行って、いつも通りの仕事をする。そして、いつも通り帰る。
この「いつも通り」の中では、「思考」という事をおこなっていません。
それだけに、思考が出来る人と出来ない人では「思考力」に大きな差が出てきます。
特にひとたび、普段起きないようなトラブル、イレギュラーがあったりしたときに思考意識、思考力の高い人と低い人で差が出てきます。
トラブルが起こった際、思考力の高い人は冷静に落ち着いて適切な対処ができます。
その一方で、思考力が低い人は
・対処ができない
・パニックを起こしてしまう
・怒ってしまう
といった事が起きてしまいます。
今回ご紹介する、思考スキルの「連想」は、思考力が高い人と同様に、「トラブルが起きた際に、冷静に落ち着いて適切な対処が出来る様になるためのスキルです。
思考スキル「連想」を身につけるためには
ここからは、事例を元に一緒に考えて行きましょう。
事例
今日は、取引先にプレゼンを行う日です。
プレゼンには、後輩と2人組で行きます。
そして、プレゼンの資料を持ってくるのは後輩の役目です。
いざ待ち合わせをして相手先に行こうとしたとき、後輩が資料のデータを忘れていることに気が付きました。
さあ大変ですね。もうすぐプレゼンが始まります。
思考力の低い人の反応
そんなトラブル時に思考スキル「連想」が使えてない多くの人は、以下の反応をしてしまいます。
・怒ってしまう
・パニックをおこしてしまう
・放り投げてしまう
しかし、これは全て思考不全、思考停止の状態になります。
思考力が高い人はそういうときに怒ることもないですし、パニックになることもありませんし、当然放り投げることもしません。
なぜなら、対処法が思いつくからなんです。
思考力の高い人はどのように考え、対処法が思いつくのでしょうか?
そして、パニックにならずに、対処できるのでしょうか。
合言葉は「ということは?」
この思考スキルの「連想」は合言葉を使うことで、意識的に使う事が出来ます。
そして、繰り返し使う事で、地頭が鍛えられ、無意識に使える様になります。
その合言葉は「ということは?」
では、「ということは?」という言葉を頭に思い浮かべてください。
「後輩がプレゼンの資料を忘れてきました。ということは?」
頭の中に何か浮かんできませんでしたか?
「ということは?」
・資料無しで何とかプレゼンしなければいけないな。
・相手先に行く前に同僚に資料をデータで送ってもらおう。
・何かうまいことスケジュールをちょっと変えて、リスケしてもらう。
いろいろおそらく対処法が出てきますよね。
それが思考スキル「連想」というものです。
思考力の高い人は無意識に今の思考スキル「連想」を使えるので、怒ることもないですし、もちろん後で叱ったりはするのでしょうけれども、パニックになることもないですし、放り投げることもないんです。
「ということは?」を口癖に。
この思考スキルの「連想」はトレーニングすることで身に付けることができます。
そのため、「ということは?」というのを口癖にして、何かあったときにすぐに「ということは?」と出るようにし、思考スキル「連想」を鍛えていってください。