他人の話をすばやく理解して記憶できる人の頭の使い方

ブログ記事

あなたは「頭がいい人」と聞くと、どんな人を思い浮かべるでしょうか。

一言で「頭がいい」と言っても、さまざまな種類の頭のよさがあります。

たとえば「頭がいい=他人の話をすばやく理解して記憶できる」というのも答えの1つです。

今回はそのための思考法、理解意識【イメージ化】を紹介します。

地頭道場では、「頭がいい」ということを広い意味で「多くの状況に対応ができること」と位置付けています。

日常生活における多くの状況に対応することのできる、基本的な頭の使い方を鍛えるためのトレーニングを教えています。

理解意識【イメージ化】が磨かれると…

理解意識【イメージ化】とは、文章や話をすばやく理解するための思考法です。

この思考法を身につけると、以下のような効果が得られます。

・日常生活での理解速度が速くなる

・一度聞いた内容を忘れにくくなる

普段の会話や小説、メールなどに対する理解のスピードが上がり、また理解したことを記憶しておけるようになります。

言語を理解するときには2種類の方法がある

言語を理解するには、以下の2種類の方法があります。

1.単語よみ

2.文法よみ

それぞれ解説していきましょう。

単語よみ:日常生活で使う理解法

「単語よみ」とは、単語をつなげてイメージを作る理解の方法です。

たとえば「うさぎ」「ライオン」「つかまえる」というように単語を並べると、付属語がなくても「うさぎ(を)ライオン(が)つかまえる」というイメージをもつことができます。

ただし、単語よみには弱点があります。

知らない単語が出てくるとイメージが湧かないということです。

たとえば「ガウンダータ」「バレッテーツ」「走る」という単語が並んでいた場合、「走る」はともかく「ガウンダータ」「バレッテーツ」という未知の単語については、イメージをもてないので、理解も難しくなってしまいます。

文法よみ:付属語に着目する理解法

その弱点を補完する理解法が「文法よみ」です。

「文法よみ」とは、付属語に着目する理解の方法です。

日本語であれば、未知の単語が出てきても付属語に着目することによって、文のおおまかなイメージを掴むことができます。

先ほどの「ガウンダータ」「バレッテーツ」「走る」という単語の並びですが、ここに「ガウンダータ」が「バレッテーツ」で「走る」という付属語を入れてみましょう。

こうすると「ガウンダータは人や乗り物かもしれない」「バレッテーツは場所や状態かもしれない」というように、イメージが湧きやすくなるのです。

2種類の理解法の使い分け

これら2種類の理解法の使い分けについて説明していきます。

・日常会話→単語よみ【イメージ化】

理解のスピードが求められる日常の会話や文章には、「単語よみ」が効果的です。

単語よみを使った理解それ自体は誰にでもできるので、理解に5秒かかるか0.5秒かかるかということが差になってくるのです。

・講義・専門書→文法よみ【中かたまり】

理解のスピードだけでなく厳密さも求められる講義や専門書の文章には、「文法よみ」が効果的です。

このように、場合に応じて理解意識を使い分けることが重要です。

理解意識【イメージ化】を発動するタイミングと方法

理解意識【イメージ化】を発動するべきタイミングと、発動の方法についてお伝えします。

<タイミング>

・厳密な理解が必要でない文章を見た瞬間

・誰かが話し始めた瞬間

<発動の方法>

・出てきた単語をイメージにする

なお、理解意識【イメージ化】で思い描くものは、きれいな絵である必要はありません。モヤっとでOKです。

日常会話の【イメージ化】

日常会話の中で、理解意識【イメージ化】はこのように使います。

たとえば、次のような文を見たとします。

「昨日、動物園に行ったんだけど、最近の動物園はすごいね。バスに乗ってライオンがいる場所まで降りていって、間近で見られるんだね。」

この文を見た瞬間に、「昨日」「動物園」「最近の動物園」「バス」「乗る」「ライオン」「間近」「見る」といった単語を拾い出してイメージを思い浮かべてみてください。

まとめ:理解意識【イメージ化】の磨き方

理解意識【イメージ化】を磨くためには、人が話し始めた瞬間にこの思考法を働かせることが大切です。

ポイントをまとめます。

1)言語を理解する2種類の方法

・単語よみ→理解意識【イメージ化】

・文法よみ→理解意識【中かたまり】

2)理解意識【イメージ化】は、日常的な会話や文章の概要を「単語よみ」ですばやく理解するのに効果的

3)逆に知らない単語が出てくる会話や文章ではイメージがわかない

4)会話や文章に接した瞬間に単語をイメージすることが理解意識【イメージ化】を活用するコツ

このように地頭道場では、「頭がいい」ということを「多くの状況に対応ができること」と捉えています。

日常生活の多くの状況に対応できる、基本的な頭の使い方を鍛えるトレーニングを配信しています。

もっと体験したい方は以下からどうぞ。